〇〇な話(前編)
今だからやっと書ける、『覚悟を決めた話』です。 いっくんが生まれた当初は、ただ超低体重な […]
午後面会に行った時にはずっとご機嫌で、お風呂も気持ち良さそうにキョロキョロ
外科医から、鼠径ヘルニアの手術の説明がありました。胎児は、臓器を包んでる腹膜に穴があいていて、足の付け根部分のその穴に腸がいったり来たりしちゃうんですが、普通は生まれる前後にその穴が塞がるそうです。でも早産で生まれた子は、その穴が塞がる前に生まれてしまうので、半分くらいの子は、腸が落っこちるそうです
簡単に言うと、その穴を縛ってしまう手術だそうです。
全身麻酔のリスクや合併症の説明などはもう、いっくんはベテラン?なので慣れたもんですが、何度聞いても手術の話は嫌なもんです(-_-)
そうです
3ヶ月といえばもう、早い子は首がすわったり寝返りうったりしちゃうんだ
いっくん、まさかの入院中首すわり
コットのなかでさすがに寝返りまではうてますまい
今思えば、長期入院していた他の赤ちゃんが退院していく時、すんごいしっかりと目を開けてたり、笑ったりしているのを見て、なんかCGを見ているような違和感がありました。それは、大きさが新生児なのに、中身はもう酸いも甘いも知っちゃったベテランだからなんですね
そしたら、そこまで嫌がるほんとの理由は…ププッ(´ψψ`)
あんなに暴れる子、初めてだから怖いよ((;゜Д゜))だって
ほんとにいっくん、お風呂慣れないね~と言ってたら、意外や意外、パパの手が大きかったからか、あまり泣きませんでした
ただ、パパの方に問題あり( ̄~ ̄;)三人目なのにぎこちないったらありゃしない
全部忘れちまったらしく、見ていてハラハラ。看護師さんと私とで、「そこ持っちゃだめ!!」とかってステレオでハモっちゃいました。
でもでもでもぉ~!!いっくんはパパと相性がいいのかな?あの
のようなオーラに包まれて?お腹がすいても泣きもせず、終始とろ~んと気持ちよさそうに抱っこされてました。 ・・・もしかして??
しゃべったり歌ったり、いつもママうるさい? ・・・反省。これからはちょっと、お口にチャック
古いっ
いっくんお腹の調子もよく、このままいけば最短で、4月中旬に手術して下旬に退院となりそうです。
なので今日は、ミルクの代わりに飲ませているエレンタールPという栄養剤と、お薬の説明をうけました。以前看護師さんが、「母乳が全量出てくれれば助かるんですけどね~」と言っていた訳がわかりました。疾患のある乳児にはこの栄養剤しか与えられないのですが、摂取カロリーに応じて溶かす水の量を変えていく、ちょっと厄介なお薬のようです。さらに他の薬もざっと4~5種類あり、一日一回から三回まで、全部把握せねば・・・責任重大です。
退院したら私一人で、売れっ子タレントの敏腕マネージャーたるべく、「育さん
そろそろお薬の時間ですけど、浣腸は効いてきましたか!?」な~んて、時間に追われてあっぷあっぷしそうです
。
本当に病院スタッフの皆さんのお世話と愛情で、いっくんは生かされていたんだなぁ、とつくづく感謝です。
さらにいっくんのこれまでの治療には、ウン百万かかっておりますが、乳児のため全部タダ!!
皆様の税金によっても生かされているいっくんでありました。