テンテキッズ

　でも、次にいっくんのベッドに入ってくる患者さんも、もう決まっているようだし、後には引けません。がんばるしかない！！

　前回の退院時とちがうところは、大建中湯という漢方薬が増えたことと、エレＰを９０～１００ｃｃまでなら増やしていいと承諾をもらったことです。いっくんのお腹のことを考えると８０ｃｃが限界なのですが、いっくんは８０ｃｃを１０分でペロリ、余力ありなんです。これからガスもどんどん引けてくると期待しての、渋々の承諾です。

　ところで、いつもラックに揺られているお隣の赤ちゃんは、いっくんの三倍くらい大きいけど、７ヶ月で月齢はほぼ同じでした。
　反対側の隣のお兄ちゃんは、離乳食をしっかり食べているから1歳すぎくらいかな？と思ってたら、１１ヶ月だそうで、
あんまりかわらないじゃん！！とまたまたびっくり。
　このお兄ちゃんは、いっくんよりもさらに目ヂカラがあって、キリリと大きなおめめでいいおとこ。ああ、また妄想がふくらむ。。。。

　十数年後、二人はジャニーズのオーデションに落ち、肩を落として帰るとき、ひょんなことからお互い、赤ちゃん時代に隣のベッドに入院していたことを知る。「点滴辛かったよねえ。」「俺あんまりおぼえてないんだけど・・・」

そこへ、車庫から車で出て行くジャニーさん。二人の会話をしばらくながめ、「YOUたち！！入っちゃえばいいじゃん！！ユニット名は　テンテキッズ　でいこう！！」

くだらなくてすみません。

次回予告、妄想ヤンキー小説　　「傷痕のあかし」　　乞う、ご期待！！