投稿者: もともとこ

最終面談とリハビリ指導

 今日は主治医との最終面談。退院後の気になることを全部聞いてきました。 術後の経過もよく、 […]

そけいヘルニア手術  体重3kg!!

 昨日は私、出産後二度目のダウンでした。のどの痛みと節々の痛みから熱が上がり、全身ガチガチで一日寝ていました。「ママ、ちんじゃうの?」とこそばゆいちっちゃなお手手で、娘達がマッサージしてくれました。
 考えてみたらいっくんが生まれてから、ゆっくり一日休むという日がなかったように思います。そういえば先週水曜日も面会に行く直前、腹部に激痛が走り、のたうちまわりました。「今日は行くなということか?」と一瞬思いましたが、病院に行くんだから保険証持ってけばなんとかなる、と無理して行きました。
 きっといっくんが、「ママ、ぼくもうすぐ退院するからそんなに面会がんばらなくてもいいでちゅよ」って、おなかをちくっとしてくれたのかもしれないのに、それでも行ったから、「ママ!!いいかげんにちなちゃい!!ちょっとねてなしゃい!!」って、全身にピピッと何かをしたのかもしれない。霊験あらたかなイク神様。ここ一ヶ月のママのテンパリぶり、見ていられなかったのね。
 
 今朝はスッキリ気分爽快で、手術ももう五回目だし、慣れたもので、待合室でテレビみたり、読書したり。
8:15から始まった手術は11:40に終わり、結局両方の袋を縛ったということでした。
 眠ったまま出てくるのかな、と思ってたら、ウンギャア~と泣き声が聞こえてきました。これまでの4回の手術のあととは明らかに違う、お兄ちゃんのいっくんを見て、すごくほっとして、そして「ああ、もうこれで本当におわりなんだ~辛い思いをしなくてすむんだ~」と思ったら、涙が次から次とあふれてきて止まりませんでした。女の子?は泣かしちゃいけないんだぞ!!愛しいけれど憎いおひと。
 
 くしくも、今日の担当看護師さんは、いっくんパパラッチのEさん。とにかくその愛情を、いつもいつも注いでくれて、ありがとうございます。そして、調乳室で朝から晩まで母乳とミルクの管理をしている保母さんに、いつもありがとうございます、と涙ながらに感謝を伝えることができました。
 
 通常なら、すぐにミルクが飲める簡単な手術だそうですが、いっくんはお腹が張ってしまったため、レントゲンで様子を見て、15時からやっと30ccのミルクをもらえました。それまでお腹がすいて泣いちゃうので、ずっとおしゃぶりと抱っこで乗り切りました。退院後も、ガスが溜まりやすいいっくんは極力泣かせないように努める必要があるそうです。
 
 いっくんを抱っこしていると、皆さん次々に声をかけてくださいます。いつも「かわいいねえ」と言ってくれるお掃除のおばちゃん、きっと詳しいことは何も知らないのでしょうに、私が「もう手術も五回目ですから、ベテランです」って言ったら、驚きもせず、「・・・この子はお母さんに何を教えてくれてるんだろうねえ・・・フフッ」
 ・・・エッ??もしかして、このおばちゃん、私にしか見えてないんじゃ??もぐろふくぞう的な??
「どーーーーーん!!」って、そのくらい衝撃的な一言でした。
 
 薄々感じてはいたけれど、いっくんは私に、たくさんのことを教えるために舞い降りたのです。
 
 いっくん妊娠前、私の心は矛盾してました。子育て嫌だけど、赤ちゃん欲しい。三度の食事が、風呂に入れるのが、寝かしつけるのが、すべてが苦痛。ごっこ遊びに耐えられない。自分の時間が欲しいし、禁酒は嫌だし、ああ、でも赤ちゃん欲しい。現実逃避・・・・・・長女に食べろ食べろとイライラしっぱなしの笑顔の無い食事、今日はなにごっこ??終わらない入浴、なかなか寝ないし、すぐケンカするし、パパ帰ってきちゃうし、あああーーーーああ!!飲まなきゃやってらんないんだよおおおおおおーーーーー
 
 今思うと、なんであんなにってくらい、イライラしてました。
それが今では、食事もゲラゲラ笑いながら、しゃべろうが歌おうが、無礼講!!姿勢とご挨拶だけはきっちりと。あとはもう、楽しきゃいいか!!ってな感じです。おしり!!キャー!!おっぱい!!キャー!!何が楽しいんだかさっぱりわからないけど、笑っとけ!!
 お風呂も、ごっこの役になりきって、子ども達をキャーキャー言わせるくらい熱演する!!と、短時間でも満足してくれることが判明。
 寝かしつけは、UNOを一勝負して勝った人が絵本を読み、場所を決めて寝る、で決まり!!最近、トラトラじゃんけんという爆笑ゲームを入手し、それも一勝負。誰が読むとかどこに寝るとか、ケンカはなし!!
 
 こんなに愛しい我が子を、ベタベタ触れるのって今しかないし、子どももそれを望んでいるんだって、それもわすれてた私。疲れているからあっちへ行って!!一人にして!!ってピリピリ鬼みたいな顔をしてました。 
 今じゃあ、何かと触る、すぐ抱っこ、いっくん帰ってきたら忙しくなるから、そのときの分まで、ベタベタしてます。
   
 今日、朝一で出ちゃったママの代わりに、パパが二人を送り出し。次女の泣き顔を楽しみに幼稚園まで行ったパパですが・・・次女はパパを振り返りもせず、「ばいばーい」って行ったとか。・・・どうやら、いつもはママに甘えて演技入ってるようです。したたかなり。子どもはいたってしたたかなり。UNOで間違えた振りして、違う数字を出そうと周りをうかがう三歳児。そのくらいの演技など、朝飯前なのでした。
 
 長女は幼少時代から、腹が据わっているというか、意地っ張りというか、黙り込んじゃうとテコでも動かず、悔しいときはこっそり泣く子なんですが、今日、今まで溜まっていたものがブワッと全部あふれ出たらしく、私に抱きついて、ワンワンあんあん泣きつづけました。私の入院中も、一度も泣かずに妹を励まし続けたお姉ちゃん。
 そう、ちょうどうちの子たちって、トトロのサツキとメイみたいです。我慢して我慢して、お姉ちゃんらしく振舞おうと、ずーっとがんばっていたからね。ママは全部わかってるよって、涙で浄化させました。
 
 ひょっとしたら、となりのトトロのお母さんって、赤ちゃん生まれるのかもしれないね!!絶対安静なんだわ、きっと!!って一人で勝手に思ってしまいました。
 
 いっくんが教えてくれたもの、まだまだありますが、また後日。。。。。
とりあえず、今週退院できそうです。
 
 
 

速報手術は無事におわりました

詳しくはまた、のちほど。とりあえず、いっくんは元気ですヽ(´▽`)/

こいのぼり (後編)

 こいのぼりが、ゴゴーゴゴーと泳いでいる音が聞こえます。・・・・・・そう、つまり、今日こい […]

こいのぼり  2980g 65cc (前編)

 昨日某100円ショップで、「いっくん急に帰ってくることになったから、こどもの日のことどうしよう。とりあえずこの100円のこいのぼりでも飾ってやるか・・・・」などと考えていたら、母からメールがあり、「初節句は来年にしようって言ってたけど、もし帰ってこれるんなら、やっぱりお祝いしてあげたいよね。」という内容でした。
 
 母といえば・・・・・・常に最悪の事態を考え、ぬか喜びはしないようにと、私の浮き足をつかむ?存在で、超低体重児の出産に反対し、年賀状に保育器の中のいっくんの写真を載せたときも難色を示し、こどもの日も今年は考えないほうがいいと一蹴し、度々私をへこませる存在でもありました。父はいっくんの映像を見ようともしないし、口を開けば「体重は何キロだ?」って、「今それどころじゃないんだよ!!」と腹が立ったこともしばしば。
 
 でもだんだんわかってきましたよ。母はやはり、いっくにんもし万が一のことがあったときに、一番悲しむのは私だから、悲しみを少しでもやわらげようとしていてくれたのかな。父は涙もろい人だから、管や点滴だらけのいっくんを見るのがつらくて、私に聞ける唯一の質問が「体重は何キロだ?」だったのかな。
 
 私の入院中、ずっと娘達を預かってくれて、幼稚園のお弁当まで作ってくれた母に感謝。ブログの見方を何度教えても「見れないわ~」っていってるけど。パソコン習ってるくせに。。。
娘の送り迎えや、公園、お散歩と活躍してくれた父に感謝。「野生の王国」を見て毎回泣くほどの涙もろさ。。。
 
 
 そしてそして、遠方の義父母にも、たくさんたくさん協力していただきました。毎回ブログを読んで応援してくれて、治療師をしている義母は医学に知識・理解があり、心強い存在でした。手芸も得意で、入園・入学の手作りグッズもすべて作って送ってくれました。私は今回小学校の防災ずきん入れだけ作ったのですが、結構な体力を消耗し、今まで全部義母に頼っていたので、改めてその偉大さを感じました。本当にありがとうございました。義父は、東京の水が危ないというニュースを見るやいなや、コンビニや酒屋を回ってミネラルウォーターを集め、たくさんたくさん送ってくれました。いっくんのミルクに、ぜひ使わせていただきます。本当に感謝しております。
 
 そのほかにも、ブログをみて応援してくれて励ましてくれる姉兄義姉や義妹、友人、先輩、後輩、ママとも、などなど、感謝感激雨あられでございます。
 
 ああ、今日は想いがあふれて、こいのぼりを放流してしまった。。。。後編で書きます。
 
 

2900g 65cc (後編)

 次女ももう大丈夫だと安心していたのですが・・・、入園式から大泣き 昨日も今日も、朝ママと […]

2900g 65cc (前編)

 今日は面会に行ったらすぐに、主治医から『そろそろ退院の日を決めましょう』と言われました […]

〇〇な話(後編)

 そこでガバッと起き上がり、全身汗びっしょり。『あ~良かった。夢だった…』隣にはスヤスヤと眠る家族達。
『ん?夢で良かったって、どこからが夢なんだ?病院からの電話?手術から?そもそも赤ちゃんが病院にいること?私はちっちゃい赤ちゃんなんか産んでないのか
そうか~
全部夢だったのか…良かった
…』

 …恐る恐る布団をめくり、自分のお腹を開けてみると…ありました。へそ下十数cmの輝く勲章がぷっくりと…
 
 『夢じゃない。確かに私はいっくんを産んだのだ。そしていっくんは生きている。私が逃げちゃいけないんだ

 夜中に一人、いっくん妊娠後から初めて、おいおいと涙を流して泣きました…
 以上、脚色無しの本当にあった怖い話でした。

〇〇な話(前編)

 今だからやっと書ける、『覚悟を決めた話』です。 いっくんが生まれた当初は、ただ超低体重な […]