緊急手術2

日曜日はパパと面会に行きましたが、いっくんはぐっすり眠っていて、お姉ちゃんたちも病棟の外で待たせておいたので、顔を見て手足を触って帰りました。

 しかし、昨日の朝また病院から恐怖の電話があり、私達が帰った後から炎症反応の値が上がってしまい、点滴からの感染と思われるので点滴を差し替えたいが、手足にはもう射せる静脈がない。そこで今日、鎖骨の辺りから太い静脈に管を入れる手術を行うので、来てください。とのことでした。

また突然のトラブルに、動揺をおさえてなんとか14:45に病院に行きました。
 仕事を半日休暇にして来てくれたパパと、主治医からの状況説明、外科医からの手術の説明を受けました。

いっくんの人工肛門は問題なく、まだ腸の動きが弱いので時々洗浄してあげないと便がたくさん出ないものの、今後少しずつ腸が動いてくるだろうし、腸の炎症もタイミング的に落ち着いたところ。にもかかわらず炎症反応が4にまで上がった原因は、おそらくずっと入れている点滴の針にバイ菌が付いたこと。異物による感染は避けられないから、点滴の場所を変えていくしかないが、もう手足の血管は全て弱っていて無理。  そこで、首と鎖骨の二ヶ所にメスを入れて心臓に入り込む一番太い静脈まで管を通す『中心静脈カテーテル』という手術を行う。
 メリットは、感染源と思われる点滴を外せることと、禁乳のため栄養が不足しているいっくんに濃い栄養剤も漏れずに投与できること。
しかし心配なのは、なにしろ身体が小さいのでうまく静脈にカテーテルが入らなければ、二ヶ所、三ヶ所とメスを入れて静脈を探し続けるかもしれないことと、血小板がかなり減少しているので、血が止まらないかもしれないこと。

 手術中は何が起こるかわからないので、パパと二人で終わるまで待機していました。またまた頑張れいっくん!!

 20時頃無事に手術が終わり、一度でうまく静脈にカテーテルを入れられ、血が止まらないということもなく、血圧も正常値で、大成功のようでした!
 本当にいっくんの生命力には驚かされます。手術の前は目をぱちくり開けてさかんに足を上げていたいっくんは、手術後ぐっすり眠っていて、その寝顔を見て安心して帰りました。



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