しっかりしなきゃ(後編)
小児外科は割とすぐ見てもらえて、当直の先生に管を入れ直してもらったのですが、これがなかなか入らず、というか小さい穴が肉芽に埋もれて見つからず。泣き叫ぶいっくんをパパママが押さえつけて、先生1人でかなり大変そうでした。
40分ほど格闘しても入らず、半ば諦めモードの先生でしたが、最後に機転を利かせて、一番細い管を、とりあえず穴が塞がらないようになんとか入れてくださいました。
それで、ハイおしまい。という感じなので、『いやいや、ちゃんとした場所に入ったか、レントゲン撮らなくていいんですか
それに、カテーテルの太さが変わったので、それに合うシリンジもいただきたいです
』と言ったら、『そうですね』と。育の診察券を渡すのに自分の社員証?を渡してきて、私がツッコマなければ気付かない感じで…。
お疲れなんですね。昼も夜も、手術の直後だって、常に高度な知識と技術が要求されるお医者様。
いっくんの事でたくさんの医療関係者に関わってきてつくづく思ったのが、『皆人間なんだ』ということ。
疲れるし、感情もあるし、忘れたり間違いもある。
だからこそ、患者が、親がしっかりしなきゃ。
腸ロウの役割、適切な位置、病歴と飲んでる薬、等々。どんな時でも説明できなきゃだし、足りない部分は催促しなきゃいけない。
現にこれまでも、NICU時代に点滴量のミスを主治医に謝罪されたり、外科の先生には最初の手術で見抜けなかった患部の事を詫びられたりした。
幸いにもこの病院は、オープンですぐミスを謝罪してくれるし、面倒臭がらずに要求を聞き入れてくれる。
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