
ごめんね母さん2010
去年の今日、22週1日目。やっと赤ちゃん救命の話ができる週数に入ったので、小児科の先生と面 […]
入れたお水でエコーがくっきりと映り、奇形や病気は見当たらないことが告げられました。
そして思いがけず『はい、ここチンチン』って言われて『チンチン
』って声が裏がえっちゃいました。
男の子を切望していたパパは、この日にさらにいっくんの生誕を確信したそうです。根拠は無し
せっかく入れたお水が漏れないように、シャンプーもキャンセルしたのに…ほとんど流出して翌日には少ししか残っていませんでした。
でもこの日に、『いっくん』という呼び方が決まり、名前は『いっき』くんがいいかな~!?なんて、楽しくなったのを覚えてます
去年の今頃、わたしがまさに、病院のベッドの上で上記のタイトルのような記事を検索しまくって、なんとか希望を見いだそうと必死でした。
去年の8月19日、21週0日でこの大学病院に入院した時には、さすがにベテランの先生も『破水はしてないと思うけどね~。羊水が少ない原因を調べていきましょう。』と、あまりピンと来てない感じでした。
中期に破水しても感染もせず、妊娠が継続できるというのはかなり稀なケースのようで、破水してるとわかってからも、『胎児は元気だが大変厳しい状況で、このまま行けば21週で取り出す決断を』と言われました。多くは、まだ胎児が小さいから、トイレで胎盤と一緒にスルッと出てしまうと言われ恐怖でした。
歩行禁止でトイレは車椅子。出血&羊水量を計り、ウテメリンを飲み続けました。
まだ20週なので、妊婦食も出してもらえず、感染予防の抗生剤&止血剤点滴と、膣洗浄と羊膜保護のミラクリッドを挿入され、ただただ安静…。
今思うと本当に絶望的な毎日のようだけど、ナゼか、いっくんは助かるという確信があったような。
だって、10週の時の出血入院時も、17週の時の破水入院時も、『多分ダメだけど、あとはこの子の生命力』と言われて、それをクリアしてきたからです。
意外だったのは、先生方や看護師さんって、もっと前向きに励ましたりしてくれるもんかと思っていたら、『赤ちゃん大丈夫ですよね?』と聞くと、十中八九『いや
厳しいですね…』と暗い顔で返されたこと。
皆さん、色んな経験を経て、見てきてるからそういう返答をするのでしょうが、看護師さんくらい、意味もなく『大丈夫、大丈夫』って明るく言ってくれてもいいのになあ、と思いました。
人工羊水注入の方針が決まったのは、去年の今日。
『やってみるしかない』
と、パパと二人で覚悟を決めた日でした。
もうすぐいっくんの誕生日。去年の今頃、生まれるまでに、どんな紆余曲折があったのかも、少しずつ記事にしていこうかと思っています。
また初めての先生でしたが、ベテランぽい男の先生で腸ロウの事もこれまでの経過もサーっと目を通して理解してくださり、私も説明が手慣れたもんで、二時間待ちの割りに診察はすぐ終わりました。
その先生の見解によると、『ミルクや食べ物のアレルギーだとしたら、まず蕁麻疹や発疹なども現れるのが一般的で、しかも、摂取を止めたら症状も改善していくはず。だからアレルギーではないと思う。
他に考えられるのは、抗生剤により、お腹がゆるくなること。でもビオフェルミンもずっと飲んでるんだよね…うーん
では一応、ミヤBMという整腸剤を追加で出しときます。ウイルスかもしれないから、ウンチを提出して帰って下さい。』
結局なんだか原因がわからないまま、これでおわりか
…と思ったら帰り際、
『1日十数回もウンチじゃ、お母さん大変だ。もうちょっと頑張ってね!』
って、なんて優しいお言葉
そうなの、この言葉もらいにきたんじゃないかってくらい、嬉しかった~
年配の、しかも男の先生で、担当したことない面倒臭い病歴の赤ちゃんに、お昼も食べずに午後2時までず
っと診察し続けて、こういう言葉をくださるお医者様がいらっしゃる
それがわかっただけでも、来た甲斐がありました。
結局、ミルクも離乳食もしばらく禁止になってしまい、今日もなお、既に10回もウンチして、夜中も問わず『う
ん
』てすごい声でキバルいっくん
夜泣きもあるし、なんなんだろう
続く