緊急手術

19:30に病院から電話があって、18時のレントゲンでガスがパンパンに膨れていて、血圧も低下してきたので今から緊急手術を行います、とのこと。
入浴中のパパと娘たちをおいて病院にかけつけ、小児外科の先生から手術の説明を受けました。
開腹してみて壊死性腸炎があればすぐに切除して人工肛門をそとに出す簡単な手術。が、もし何ヵ所も悪い部分があれば、今回は人工肛門を作ることを最優先して短時間で終わらせるため、全部は取らない。
胸を圧迫しているお腹の張りを取ることがこの手術の目的であり、術後便が出るようになれば授乳もでき、退院までにはまた人工肛門を元通りにふさぐ。

 21時、NICUの中央のベッドに運ばれたいっくんのお腹はもう臨月の妊婦さんくらい膨らんでいてテカテカ。楽になりますように!!

 23:30、手術は無事終わり、小児外科のDr.からの説明。
レントゲンには写らなかったが、小腸の最下部に壊死性腸炎が10cm にわたり、穴も三ヶ所開いていた。その大部分は切除して人工肛門をそとに出すことができた。が、大腸に一番近い部分なので、小腸と大腸とを繋ぐ弁を残す為に、一番大腸に近い小さい穴はふさいで残した。
単なる小腸の狭窄を予想していたDr.からすれば、かなり悪い状態だったが、不幸中の幸いもあったという。
 穴から便は漏れていたものの、腹水は全くたまっていなかったことと、切除箇所が最下部である為、今後母乳を飲んだときに小腸の上部でかなり消化・吸収ができるであろうということ。
術後、母乳を順調に飲めるようになって体重が増えていくかどうかが一番問題なので、そこに望みがあって良かったです。
人工肛門をふさぐ再手術の目安は1000g~1500gを超えて体調が良ければ、だそうです。

日付が変わってからやっと面会でき、頑張ったね、おりこうさんね、と声をかけました。お腹は明らかに小さくなっていて、少し呼吸も楽になったようです。
大変だったけど、早く手術してもらえて良かったね。



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