準備ができたときに初めて受け入れられる


たまご・ふりかけ・音ごはん。 つながる・ひろがる・想いが伝わる。

こんばんは、もともとこです。

今日は何もない休日、ママは読書をしました。気になっていた、憲法の本を読みました。

娘と図書館へ行ったときに、小学生向けの憲法の本があったので、借りてみたんです。

いやあ、ひどかった。戦時中戦後も、日本はほんとうに、ひどかった。忘れてはいけません。
改めて知ったこともたくさんありました。

軍需物資はかくされ、軍需産業の会社には戦後も補助金が出ていたんですね。
戦時中儲けた会社はさらに儲かり、人々は今日食べるお米もなく、物価はどんどん上がる。
いつの世も、「今だけ金だけ自分だけ」の人々が、貧困格差を大きくしているんですね。

外国の方にしたしうちも、ひどかったんですね。目をそむけたくなるけれど、事実なんですね。

戦争に負けて初めて、国民は、憲法のあり方、天皇制、天皇陛下とは、って、
考えて論じあうようになったんですね。 それまでは、ただただ、信じ込まされていた。

沖縄は戦争が終わってからもなお、そして今でも、苦難を強いられています。
メディアは放送しないけれど。権力に押しつぶされそうなのを、必死で抵抗しているんですね。

戦前、女性に参政権が無かったのは、女性は平和主義が多いから、
戦争反対なんて言われちゃ困る、という理由が大きかったんですね。

この本は、たくさんの戦争に関連した物語の後、最後の章で、

あたらしい憲法」について言及しています。

とても印象的だった、戦後の学校の授業で、先生がしたお話をかいつまんでお伝えします。

新しくできた、『日本国憲法』には大切な3本の柱があるのです。

1、国民主権(国民がこの日本の主人公だという考え方。)

2、戦争放棄(戦争をやめて永久に平和を守ろう、そのためには軍艦や     大砲や戦車など軍備をもたないということ。)

3、基本的人権の尊重

・・・先生が一番感動したのは、戦争の放棄だよ。戦争で、日本人は300万人、
中国では1000万人、東南アジアでも800万人以上の人々が亡くなっています。

先生は兵隊に行って、戦争ほど『むごい』ものはないと、からだで感じました。

日本はかつてない大きな戦争をはじめてしまい、
かつてないたくさんの犠牲者を出した。戦争に負けて、降伏した。
そのことが大きな教訓となり、世界中のたくさんの国の中で、もっともはやく、

日本は戦争はしない、軍備はもたない

と憲法で決めたんだよ。

世界中の国がみんな戦争をやめようというようになるには、
ずいぶんながい年月がかかるだろうが、日本は、戦争の苦しみを生かして、
世界に先駆けて戦争を放棄することに決めたんだよ。
日本国民はこの決まりをまもっていかなくてはならない。
そうしなくては、戦争でとうとい命を落とした人たちの死を無駄にしたことになってしまう。

戦死した人たちは、あたらしい、わたしたちの憲法を作りだすための犠牲者でもあったのだ。

だが、これから先、10年、20年たつうちに、戦争のむごいこと、苦しいことを忘れて、

この戦争放棄のことを悪く言うような人が出てくるかもしれないよ。
そうならないように、しなくちゃならないね。そうするためにはどうしたらよいのか、
それは先生もきみたちもふくめて、日本国民に与えられた宿題なんだよ。」

考えなければいけないこと。ずーっと忘れてはいけない宿題を、

いつからか忘れてしまった現代人。忙しすぎて、考える暇もない人もたくさんいるよね。。。

わたしもやっと、自分に余裕ができたから、初めていろんな情報を
うけとめられるようになりました。今までだって、探せばいくらでもあったのにね。

授業で中立を欠く先生を、通報してくれとの与党ホームページ。

報道を偏らせているのは棚に上げて、そういうことには厳しいんですね。。。

もうすぐ8月が来ます。『火垂るの墓』 をまた観ましょう。

日本が戦争で負けていることを、国民は知らなかった。

日本は勝ってる、良い戦争をしているって、政府の放送を信じてた。

もう、そんな段階に近づいてきています。着々と準備は進められています。

どうか、他人事と思わないで、もう一度よく考えましょう。この機会に。

後悔しないように。

LOVE  & PEACE 

おやすみなさい!!

出典: 
岩崎書店  語りつごう アジア・太平洋戦争10  日本の憲法 平和への願いを込めて



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