妄想小説『プリティでキュートな男たち』

男A「ジュエリー?スパイシー?トラブルシューティング・・・、あーダメだダメだ、明日のプレゼンまでに新企画をまとめないといけないのに!」

男B「フフッ!10年に渡って女の子達の心を鷲掴みにしてきた王子も、そろそろ手詰まりかい?」

男A「先輩!・・・もう限界ですかねえ、トンカツだかなんだか知らないけど、マックや食玩もみんなあっち向いちゃってるし、やっと絞り出したハピネスチャージもイマイチだし・・・ってか、ハピネスチャージってなんなんだよ!子供達意味わかんないでしょ?もう自分でもどうしていいか・・・」

男B「もう一度、原点に戻ってみたらどうだ?10年前、魔法やステッキから離れられない頭の固いお偉いさん方を、『素手で戦う普通の女の子のカッコいいアニメを作りたいんです!』って説得したお前さん・・・あの時はしびれたぜ!!」

男A「原点・・・『ふたりはプリキュ・・・』あ!日本語じゃん!俺、なんか洒落た横文字ばかりにこだわって、ハートキャッチくらいからもう、訳がわからなくなって・・・俺、何を迷ってたんだ?」

男B「スランプは誰にだってあるさ。俺だって、もういい加減、新しいライダー浮かばねえよ・・・」

男A「先輩!俺、決めました。仲がいいんだか悪いんだか、外見も性格も正反対な姉妹が、力を合わせて敵と戦う、その名も、『なかよしプリキュア』!!」

男B「おうっ!それでいいんだよ!!お前さんが、魂込めて応援したくなるような女の子をさ、描けばいいんだよ!!」

男A「カラーも、ピンクと水色にこだわらないで、パール調のブラックやラベンダーを思いきって主役にして・・・!!」

男B「よーし、ノッてきたな!!さあ、お前さんの腕の見せどころだ、でもあんまり無理すんなよ~。
・・・あ、一つだけ俺にも意見を言わせてくれ・・・
コスチュームは、ショーパンにニーハイ、どこかに必ずシースルーをいれるんだ、わかったな!!」

男B「はいっ!!」

こうして、熱い男達の長い夜が、
始まったり、始まらなかったり。

fin.

 
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